【炭化コルク】自然素材の断熱材!調湿、防虫、防音性能に優れた建材

【炭化コルク】自然素材の断熱材!調湿、防虫、防音性能に優れた建材

100%自然素材の断熱材

ポルトガルから太陽の贈り物
天然コルク100%の高性能断熱材

  炭化コルクはその名の通り、コルク樫の表皮からできています。
そのコルクの粒を型にはめ込み、高温の蒸気加熱と圧力を加えて生産します。
コルク自身のヤニで固形化するため接着剤を使用せず、まさに天然コルク100%の断熱材です。
その性能はとても優れ、断熱・防音調湿・耐腐食性・防虫性などの優れた性能を持っています。

とってもエコロジーな炭化コルク

  炭化コルクはコルク樫という木の樹皮が原料です。
コルク樫の寿命は150~200年と言われておりこれを伐採せず、羊の毛を刈り取るように樹皮だけをかりとり形成されます。
コルク樫は再生力が強く8~9年の歳月を経てまた樹皮を再生していく「木」でポルトガル、スペイン、南フランス、北アフリカの地中海沿岸地域にだけ群生しております。

炭化コルクができるまで

  断熱材に使用する「炭化コルク」はコルクの粒を型にはめ込み高温で熱して圧縮を加えて炭化させたものですので炭と同じ効果があります。
固める時に接着剤等、化学的なものは、一切使用せず天然樹脂成分(ヤニ)で固めており、化学物質(ホルムアルデヒド、キシレンなど)を一切含んでいない安全な断熱材です。

※蒸し焼きにし、コルクの樹脂成分だけでブロックになります。100天然素材です。

  昔、ヨーロッパの潜水艦の断熱材に使われていたそうで、1925年ポルトガルにあるAMORIM社により炭化コルクが製造されており、炭化コルクは80年以上の歴史があります。

  ここまで間近で見てしまうとちょっとゴツゴツした感じがしますが、 触り心地は温かみがありニオイはほぼ無臭。

スペースシャトルの断熱材に使用
1立方メートルあたり4000万個の空気を内包した微細な細胞から構成されているコルクは、優れた断熱性能(0.039W/m・k)を持っております。また、宇宙飛行士の安全確保からスペースシャトルの断熱材としても使用されています。

熱伝導率(kcal/mh℃) 熱貫流率(kcal/m2h℃) 備考
厚さ30mm 厚さ50mm 熱貫流率=熱伝導率/厚さ
0.034 1.13 0.68

炭の力で調湿効果
炭化することでコルクの気泡部分が開き、空気中の水分を吸収したり吐き出したりする性質を持つようになります。
コルクは、300~400℃の蒸気で炭化させることで性質が変化し、更に特性が増します。乾燥した冬、ジメジメした夏、湿気のコントロールをする働きをします。
自然系断熱材は、透湿抵抗が低く吸放湿に優れているので、結露しずらいとされています。

天然の防虫材
  コルク樫の木は、天然の防虫効果を有したスペリンという物質を含むため、家ダニやカビなどの害虫を寄せつけない住環境をつくります。 

ワインの栓に使用され何十年も保存
  コルクは弾力性から水分に対し弱いと思われがちですが、実際は木材と比べると、コルクは導管を持たず、その中に持つロウと脂肪酸により毛細管現象を起こさず、水分による変質を起こしにくい物質です。ワインの栓に使用され何十年もの保存に耐えうることからもご理解いただけるのではないでしょうか。 

有害物質を吸着させ除去
炭化コルクは、吸着性能を持つことホルムアルデヒドや揮発性有機化合物等の有害物質を吸着させ除去する働きがあります。また、炭化されているので”炭”本来の効果もあり、嫌な臭いを吸着してくれます。 

優れた防音性と吸音性
炭化コルクは元々工場の機械防振のために利用されており、優れた防音性と吸音性があります。(1,000~2,000ヘルツの音を吸音)また、衝撃吸収性により、音の振動を遮ります。 

断熱性能を長期にわたり維持できる
炭化コルクは通気性、防虫性があり栄養分も無いので長らく腐らず、その形状と弾力性を保ち、断熱性能を長期にわたり維持します。

炭化コルク経年変化レポート(pdfファイル)

Q:炭化コルクの断熱性能はどのくらいですか?

A:コルクは空気層が細胞状に構成されており、断熱・保温性に優れた特性があります。
熱伝導係数は0.034Kcal/mh℃と極めて小さく、高温多湿な気候でも快適な室内環境が望めます。


Q:炭化コルクにダニやカビの心配はありませんか?

A:炭化コルクは断熱性はもちろん、遮音性や空気の浄化・調湿性能に優れ、ダニやカビの繁殖も抑えるなどプラス効果が大きいので、劣化せずに半永久的な効果が期待できます。


Q:炭化コルクの重さはどうですか?

A:一般的な木材は二酸化炭素を内包していますが、炭化コルクは大気とほぼ同じ気体で強いのです。
更に鉄やコンクリートより圧倒的に軽いので、建物の重さが大きい程影響を受けやすい地震にも最適。受けるエネルギーが少ないので大きな影響を受けずに済みます。

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